今月のステンドグラス
9月 お月見


2008年10月16日

ステンドグラスの歴史II:6世紀〜9世紀

■ステンドグラスの歴史II

6世紀〜9世紀<鉛線の使用>

6世紀には聖グレゴリウスがフランスのサンタマルタン教会
(Église St-Martin)の窓に色ガラスを入れているそうです。

現在の鉛線はステンドグラスが盛んでなかった頃、
金・銀細工師や七宝焼き細工師の使った金のリボンが
参考になったのでは?と言われています。

ビザンチンのモザイク芸術の影響を受けながら
ステンドグラスの原型(鉛線と色ガラス)ができあがったのは、
北フランス、カロリング朝時代9世紀頃と言われています。

その頃の人々が色ガラスに陽の光をかざして見たとき、
その神秘的な輝きが人々の心を捉えたのではないでしょうか。

 
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2008年10月03日

ステンドグラスの歴史I:紀元前

■ステンドグラスの歴史I

紀元前 <窓ガラスのはじまり>

色ガラス自体は紀元前5000年とも3000年とも言われ、
エジプトやバビロニアに見られます。
断定するのは難しく、正確なところはわかっていません。

その後、ガラス吹きの技術が普及し、紀元前1世紀に
ローマに導入されました。
しかしこの頃はまだ大きなガラス板を作ることができず、
修道院の神父さんが石畳にガラスを流し固め、鉛でつないだのが
窓ガラスのはじまりと言われています。

その頃から人々は神秘的なステンドグラスの美しさに
酔いしれていたことでしょう。


[参考文献]
「現代ステンドグラス’80」ステンドグラス ギャラリー メイフェア
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